ハンドメイド作家としてちゃんと稼ぐためには、具体的に何をどうやって進めていけばよいか分からないという作家さんは少なくないと思います。
好きな作品を作ってSNSやminneなどで販売しても、ビジネス戦略のシナリオを設計しないと、なかなか売り上げにはつながりません。
こちらの記事ではハンドメイド作品で稼げるようになるために、知っておくべきビジネス視点のポイントをご紹介します。
思うような売り上げにつながらなくて悩んでいる作家さんは、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
ハンドメイド起業で稼ぐための３つのポイント
1．ブランド作り
ハンドメイド作品で収益を出すためには、素敵な作品を作るだけではなく、同じような商品の中に埋もれることなく、「あなただから」と選ばれるハンドメイド作家になる必要があります。そのために必要な2点はこちら♪
- ライバルとの差別化
- ターゲットとコンセプトを明確にする
それぞれ詳しくお話しますね。
ライバルとの差別化
好きや得意を仕事にしていく人が増えている時代。この流れは今後もますます加速すると考えられます。
ハンドメイド作家に限らず、同じようなサービスや商品があふれている中、ライバルとの差別化を意識することで「あなただから」と選ばれる ようになり、安定した収益を生み出すことができます。
同じような作品を販売している他の作家さんとの違いや、あなただけの強みを見つけて、そこをアピールしてみてください♡
ターゲットとコンセプトを明確にする
選ばれるハンドメイド作家になるためのブランド戦略では「誰にどんなものを売りたいのか」をはっきり させましょう。
ターゲットとコンセプトの設定を明確にすれば、ブランディングの軸が定まってきます。
ターゲットの設定では、ぼんやりとしたお客様像ではなく、理想のお客様を引き寄せるため、実在しそうなくらい明確なターゲット像（いわゆるペルソナ）を設定します。
理想のお客様がはっきりすればするほど、世界観づくりや商品の魅せ方などのコンセプトもはっきりして、ファンを引き寄せることができます♡
２．リサーチを取り入れる
ブランディング構築やターゲット設定と同じくらい、稼ぐ仕組み作りに欠かせないものは「リサーチ」です。ここからはリサーチが大切な理由や具体的なやり方をお伝えします。
お客様の「欲しいもの」を理解する
確実に売り上げアップを目指すには、自分が好きな物や作りたい作品だけでは不十分のことも多いので、お客様の「欲しいもの」を理解するようにしましょう。
なぜなら、「お客様が欲しいと思うもの」と「あなたが作りたいもの」が必ずしもイコールであるとは限らないからです。
収益を目指さずに「好きな作品だけを作れればいい」というケースは別ですが、好きを仕事にしっかりと売り上げを伸ばしていきたいですよね？
稼げるハンドメイド作家になるために、あなたのこだわりを大切にしながら、ターゲットであるお客様の「欲しい」を理解してくださいね♡
自分の強みと弱みを知る
リサーチをすることで、自分の強みと弱みを知る ことができます。
ビジネスでは直感だけを頼りに突き進むのでは成果を上げにくいのが現実です。自分らしさを大切にしながら、同じジャンルや似た雰囲気のライバルを参考にして、自分の強みや弱みを分析することで、稼げるハンドメイド作家にぐっと近づけるはずです。
ブランディングの軸ができたら、同業者のリサーチをして自分の強みと弱みを把握し、改善すべき課題などを洗い出してみましょう。
また、流行りやニーズをおさえることもポイントです。
例えば他の作家さんの作品レビューを参考にしたり、SNSでハッシュタグ検索をする、Googleでキーワード検索をするなどで、何が求められているのか知ることができます♪
3．目標設定をして実行していく
3つ目のポイントは、ビジネスとして成果を出すための正しい目標設定とそれを実行していくことです。ここでは、目標設定のメリットや設定する際のコツをお話します♪
ハンドメイド作家が目標設定するメリット
目標設定をすると道筋をたてながら、自分らしく進むことが可能となり、さまざまなメリットがあります。
- ビジョンが明確になってやるべきことがはっきりする
- モチベーションを維持しやすくなる
- 小さな成功体験を重ね自信が持てるようになる
ぼんやりと行動するのではなく、目標設定をすれば目的に向け目指す方向性が定まり、正しい選択ができるようになる、ということですね♡
目標の立て方のコツ
目標設定の際のコツとしては、無理なく確実に達成できる目標の立て方 を意識してください。難しく考える必要はなく、明確なゴールを定め逆算することで、自分が何をやるべきかまとまってきます。
ただし、やみくもに目標を立てても、失敗するケースも少なくないので、以下を参考にしてくださいね。
- 高すぎる目標は継続できず、モチベーションが下がるなど悪影響が出ることもある
- 結果やゴールだけでなく、ゴールに向かうためにするべき行動も一緒に設定する
- 達成できたかどうか結果がはっきりしない目標より、具体的な数値で目標を立てることも大切
- 達成するまでの期限を設けることと、定期的に振り返りをして分析・検証で設定を見直す
最終的な目標（ゴール）を明確にしたら、ゴールへ向かうための具体的な行動目標を作るということです。
ハンドメイドで稼ぐには【販売戦略イベントカレンダー】の活用がおすすめ♡
最後に私がおすすめしている、販売戦略イベントカレンダーについてご紹介をします。
限定販売は「欲しい」という気持ちになる
女性が「欲しい♡」気持ちになる秘訣とは、イベントや記念日に合わせて商品を限定販売する ことです。
- 今しか手に入らない限定感
- シェアしたくなる特別感
「期間限定」や「個数限定」は今、買わなくちゃ！という気持ちなり、行動の後押しに役立ちます。
イベントカレンダーは事前準備に役立つ
目標設定のなかでは、年間の行事を把握できる「販売戦略イベントカレンダー」を活用することでイベントへの準備期間もちゃんと設けること ができます。
イベントの直前での行動は、同業者の中で遅れを取ったり、せっかくの機会に購入の意欲やきっかけを十分に促すことができません。チャンスを逃さないためにも、「販売戦略イベントカレンダー」を役立ててください！
すぐに使える【販売戦略イベントカレンダー】
イベントの日にちと作品作りに役立つモチーフやキーワードをご紹介します♡
1月
- 【1～3日】新年・お正月 → セール・着物・新調
- 【9日】成人の日 → 袴・着物・振袖・和装
2月
- 【3日】節分 → 鬼・子ども
- 【14日】バレンタインデー → デート・恋
- 【22日】猫の日 → 猫
- 【23日】富士山の日 → 富士山・和
3月
- 【3日】ひな祭り → 和菓子・雛人形・和・女の子
- 【14日】ホワイトデー → お菓子・デート
- 【下旬】お花見 → 公園・桜・和
- 【下旬】卒園式・卒業式 → フォーマル・お祝い
4月
- 【上旬】入園式・入学式 → フォーマル・お祝い
- 【9日】イースター → 卵・うさぎ・パステル
- 【下旬】GW → 旅行・イベント
5月
- 【5日】こどもの日 → 兜・鯉のぼり・和・男の子
- 【5月の第2日曜日】母の日 → カーネーション・お母さん・感謝
6月
- 【10日】時の記念日 → 時計
- 【6月の第3日曜日】父の日 → お父さん・感謝
7月
- 【7日】七夕 → 恋人・願い事
- 【18日】海の日 → 海・青
8月
- 【11日】山の日 → 登山・山
- 【13～16日】お盆 → 帰省・旅行
9月
- 【1日】防災の日 → 訓練
- 【16～18日】シルバーウィーク → 旅行
- 【19日】敬老の日 → 祖父母・感謝
10月
- 【10日】スポーツの日 → スポーツ
- 【31日】ハロウィン → かぼちゃ・おばけ・お菓子
11月
- 【15日】七五三 → 和装・フォーマル・お祝い
- 【22日】いい夫婦の日 → 記念日・感謝
- 【23日】勤労感謝の日 → 感謝状
12月
- 【25日】クリスマス → プレゼント・ご褒美
- 【31日】大晦日 → 大掃除・祈願・帰省
ハンドメイド作家でもビジネス戦略のシナリオ設計は大切♪
いかがでしたでしょうか。選ばれるハンドメイド作家になるには、好きな物をただ作り続けるだけではなく、さまざまな視点でビジネス戦略のシナリオを設計しておくことが必要です。
そのためには、ライバルと差別化するブランディング作りや、同業に埋もれないためのリサーチ、的確な目標設定、がポイントとなります。
目標設定では年間のイベントを上手に活用できるよう、販売戦略イベントカレンダーで計画をたて、チャンスを逃さないようにしましょう。
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