マーケティングという単語はよく耳にすると思いますが、ハンドメイド作家の方がいざマーケティングをするとなると、具体的に何をすればいいでしょうか?
そもそもマーケティングとは「商品を購入してもらうための活動」です。自分の方から商品を売り込まなくても、理想のお客様の方から自然と「商品を売ってください!」「ファンです!」と言っていただける状況が作れたらいいですよね。
世の中のお客様の「あったらいい!」というニーズを捉えて、提供する商品や魅せ方を柔軟に変えていくことが大切です♡
ハンドメイド作品を作って終わり!ではなく、サービスとして商品を販売するマーケティングスキルを身につけて、ハンドメイドをより楽しみながら収入に繋げていきませんか?
ハンドメイド作家さんでもマーケティングの基本を知らない人が沢山いるのでこの記事では、小手先のテクニックに翻弄されないよう、しっかりと基本をお伝えしたいと思います。
ハンドメイド作家さんに感じてほしい3つのこと
これから「ハンドメイド作家さんに感じてほしい3つのこと」についてお伝えしていこうと思います。
マーケティングはもちろん大切ですが、その前にまずは心のあり方から。ハンドメイド作品を見れば、その作り手の心の状態や作り手の想いなどは伝わるものです。
手作りの「モノ」を通じて行われる人と人とのコミュニケーションだということを念頭に置いて、あくまでも楽しみながらハンドメイド作品を作成していきましょう♡
①ハンドメイド大好き♡
ハンドメイド作家さんに感じてほしいことの1つ目は「ハンドメイドが大好き♡」という気持ちです。
作って梱包して発送する楽しさや人と人の繋がりで温かさを感じることなど…大切にしてほしい感覚なので、ぜひ意識してこの感覚を大切にしていってください。
②お店の経営って面白い♡
ハンドメイド作家さんに感じてほしいことの2つ目は「お店の経営って面白い♡」という気持ちです。
ビジネス目線で「どうやったらより多くのお客様に商品を手に取ってもらえるかな?」と考える楽しさや
何でも使える人生が豊かになる知識を沢山得ることができるようになります。
③私がいるから大丈夫♡
ハンドメイド作家さんに感じてほしいことの3つ目は「私がいるから大丈夫♡」という気持ちです。
自分の手作りのモノを通じて行うコミュニケーションにより、自分自身の肯定感につながったり、経済的に潤うことで人生が豊かになったりします。
この3つの感覚を大切にしながらハンドメイド作家として、作品作りやマーケティングに取り組んでいきましょう!
ハンドメイド作家のマーケティング♡基本の3ステップ
ここからは、ハンドメイド作家さんのマーケティング戦略で基本となる3ステップをご紹介します。
Step1:誰に売るのか決める
まず、ハンドメイド作家としてマーケティングをする上での手順として最初に挙げられるのが「誰に売るのか決める」「ということです。
ハンドメイド作品を売ろうとすると、ついつい「お客様がみんな喜ぶにはどんな商品を作ったらいいだろう?」と考えてしまいませんか?
ただ、お客様に継続的に選ばれ続けるお店になるためには、「この人に喜んでほしい!」という明確なターゲットを決めて商品を作り、マーケティングを行うということが大切になってきます。
売れるなら誰でもいいと考えてると、ターゲットが不明確になり、何をどうアピールしたらいいかが曖昧になってしまいます。
例えば、既存客の年齢が30代中心だった場合には「トレンドのパールジュエリー」の投稿と「入学&卒業式用ママジュエリー」のどちらの投稿にアクセスが集まるでしょうか?
このように訴求や商品は年齢層や興味関心にあったモノを選んでいくことが必要です。ぜひ、このことを念頭に置いてハンドメイド作品を作ってみてください♡
Step2:お店の価値を作る
続いてのステップはお店の価値を作るということです。同業に溢れ、数多くあるお店の中で『わざわざここで買う理由』があったらいいですよね。
例えば、商品の特徴として「トレンド感重視」なのか「高級素材」を使用しているのか、「安さがウリ」の商品なのか、「ベーシックであるようでない」商品なのかなど商品の特徴はさまざまあります。
商品やサービス自体の付加価値を見つけようとすると、なかなか見つけにくいものです。自分のサービスの付加価値がまだ分からない時には以下を参考にしてみて下さい♡
- ポジジョニングマップを作って、見える化してみる
- 実際に書き出したり見える形にして探していく
この2つの方法がおすすめです。
また、付加価値は商品だけではありません!
- 配送が早い
- 手書きメッセージが入っている
- ラッピングが素敵
- 購入の際に対応がスムーズ
上記のようなサービスでも生み出すことができます。
単に他と違う作品を作るということではなく、あらゆる視点からお店の強みを価値に変えていくのです。
ハンドメイド商品だけでは、似たような商品を売っている方がたくさんいて太刀打ちできない…そう思っている方は安心してください。その他のサービス面でお客様から選ばれ続ける理由を作っていきましょう♡
Step3:どこで売るのかを決める
3つ目はどこで売るのかを決める ということです。
ウェブでも地域の中でも売り場というのは沢山あります。ウェブの場合、「mercari」や「Rakuten」、「minne」や「creema」などです。何か知っていたり、実際に活用して商品を売っている売り場はありましたか?
売り場を決める際にまず考えてほしいことが、「そのアプリはどんな人が使用しているのか?」ということです。
海外ユーザーが多いアプリなのか、20代が多いアプリなのか、クオリティーを求めた方が集まっているアプリなのか…。
売り場によって実際のアクティブユーザーの層が大きく変わってくるので、Step.1で誰に売るのかを決めたその人はどこにいるのか?どこで買うのか?を考えて売り場を選んでいくことが大切になってきます。
例えば、20代OL向けの商品をママフェスに出店してもほとんど売れないですよね。また、3万円のネックレスをメルカリに出店してもほとんど売れないと思うので、ターゲットに合わせて売り場を選定していきましょう♡
以上、この3Stepを意識しながらハンドメイド販売のマーケティングを実践してください♪
インスタは売る場所ではない
よく、インスタグラムでハンドメイド作品を売るにはどうしたらいいかという質問をいただくのですが、前提としてインスタグラムは売る場所ではない と考えておくことをおすすめします。
あなたはフォロワーさんのことをどれくらい知っていますか?ハンドメイド商品を買ってもらうにはフォロワーさんが何を求めているのか?どうしたら商品を購入したくなるのか?を知り、密にコミュニケーションを取ることが大切です。
インスタグラムは未来のお客さんや初めて出会う方に興味を持ってもらい、信頼や安心を感じてもらえるようになることがメリットです。
ただお店を広げて待っているだけでは、お客さんは来ません。興味を持ってもらうには自分からお客さんのニーズを汲み取って発信し続けていくこと必要になってきます。
興味を持ってもらうためにインスタグラムで理想のお客様がほしい情報を発信し続けていると、自然とマーケティングスキルもついてくるようになります♡
ぜひ、ハンドメイド商品をインスタで発信していきましょう。
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